シャンシャンが可愛いすぎてパンダについて考えた
シャンシャンって可愛いすぎじゃありませんか。私もいつの間にやらすっかりシャンシャンの虜でして、暇さえあれば動画や画像を見てしまう毎日です。ひとつひとつの動きが全部チャーミングなんですよね。なんなんでしょう、あの子は。
いままで、パンダの生態についてなど全く知らなかったし、たいして興味もなかった私ですが、シャンシャンを見ているうちに、最近だんだん興味が湧いてきました。
例えば、今、シャンシャンは独り立ちに向けてステップを踏んで訓練をしていますよね。そこで私は初めて「パンダは単独行動する動物」だっていうことを知りました。
それで、単独行動する動物って他にどんな動物がいるんだろうと思って、ちょっと調べてみたら、クマとかトラとかヒョウとか、要は他の動物をえさとして食べる「捕食者」側の動物なんですね。
でも、パンダは、もともとは雑食だったらしいのですが、今はほとんど竹しか食べないですよね。動物園でも竹のほかにはリンゴとか果物くらいしか食べていないみたいですし。で、なんで雑食だったのが竹ばかり食べるようになったかというと、天敵や餌の競争、つまり生存競争を避けて、山奥で身を守りながら暮らすために、本当は雑食だけど大量の竹を食べるようになったらしいのです。(上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト内の「パンダ大百科」に書いてありました。)
そうすると、パンダは、今は雑食ではない、捕食者ではないにも関わらず、単独行動だけは続けているっていうことですよね。主に竹を食べるようになってからも、群れで暮らしたりするようにはならず、単独行動をしているわけです。
なんかそれを知ってから、パンダって不思議な動物だなって思うようになりました。それに、一体何があって、生存競争を避けて山奥で暮らすようになったのかも気になります。その辺りは「パンダ大百科」にも書いていないし、ネットで調べても出てこないんですよね。でも、今まで色々食べていたのを竹だけ食べて我慢する生活に切り替えるって余程のことがあったんじゃないかとか、それともすごく「競争」することを嫌う動物なのだろうかとか、いろいろ考えてしまいます。
そして今、パンダは「中国から借りている」という、なんとも不思議な状態ですよね。シャンシャンも、来年には帰ってしまう。さみしいし、だけど何処か現実味がない、なんだかこれも不思議な気持ちにさせられるんですよね。
とにかく、その前に一度、上野動物園に行きたいです。