あの日のカロリー

日々の食事の記録、雑感に次ぐ雑感

「選ぶ」ということ

私は「選ぶ」っていうことがすごく苦手です。
例えば、お菓子が二つあって、どちらか好きな方をどうぞ、って言われた時に、「あ〜どっちもおいしそうだな〜」「どっちでもいいな〜」と思い始めると、どちらを選べばいいのか全く分からなくなってしまいます。そして、それでも早く選ばなければ、という状況にストレスを感じてしまうのです。

以前、誰だか忘れてしまったのですが、作家の方がエッセイか何かで、「何が食べたいですか?」と聞かれたら、自分の身体が今一番何を食べたがっているかを真剣に考える、といったことを書いていました。おにぎりを買いにコンビニに行って、鮭とツナマヨがあったら、どちらが本当に食べたいのかを真剣に考える、そして選ぶ、というのです。たかがコンビニのおにぎりと思ってはいけない、どんなくだらないと思うようなことでも、真剣に選ぶことが大事だ、みたいな感じでした。

それを読んだとき、きっと私に足りないのはこういうことなんだろうなと思いました。「選ぶ」ということにストレスを感じるからと言って、「選ぶ」ということから逃げるように、なんとなく選んでしまう。それでいろいろなことを間違えてきた気がします。どっちがいいか、真剣に自問自答する、その一瞬、本気で考える。きっとそれができていないんだなあって気づきました。

そう考えると、これも些細なことなんですが、カフェとかでも、なんとなくお店のオススメっぽいのを頼んだときより、メニューをじっくり吟味して「あーこれが一番食べたい」って思って頼んだときの方が満足感が高い気がします。

ただ、いそがしいときとか急かされたときに、これができるかっていうと難しいですよね。。。でも、そういうときに「一瞬で本気で判断する」っていうのができるようになったら、人間としてすごいんだろうなと思います。